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King's Garden

by papalion

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1.
Cumulonimbus 04:49
とにかく大きな雲が見える 風が吹き抜けてゆく 風が吹き抜けてゆく 真っ白に雲の峰が光る 風が吹き抜けてゆく 風が吹き抜けてゆく 止めどなく湧き上がる気持ちを もくもくふくれて昇る もくもくふくれて昇る そっとつまんで捨てたのに もくもくふくれて昇る もくもくふくれて いずれは消える 届かぬままに とにかく大きな雲が見える 風がまた追い越してゆく 風がまた追い越してゆく ゆらゆらと町並みが揺れる 風がまた追い越してゆく 風が追い越してく いずれは消える 届かぬままに いずれは消える 届かぬままに とにかく大きな雲の先に 風が吹き抜けてゆく 風が吹き抜けてゆく 真っ青なただの空見える 風が吹き抜けてゆく 風が吹き抜けてく いずれは消える 届かぬままに いずれは消える 届かぬままに とにかく大きな雲が見える とにかく大きな雲が見える いずれは消える 届かぬままに
2.
外はひどく眩しい炎天下で 目がくらむようなそんな昼日中 熱気と照り返しが強すぎて 焼けた視界は白い斑尾模様 ジリジリ上り続ける最高気温に この身を息を止めて沈めてみれば また水に流せばなんて思いは逃げて行く 陽炎みたいに まだ見えているんだと 川面に映る夏の日を 川底で鮮やかに揺らめいている コバルトの青い色 まだ見えているんだと 川面に浮かぶ夏色 覗き込む足下の眩い流れの中を 静かに泳ぐ影 一度跳ねて消えた 駅へと緩やかに登るバス通りの ケヤキ並木が緑に燃え上がるから 水くさいだなんて言葉に また惑わされている 陽炎みたいに まだ見えているんだと 川面に映る夏の日を 川底で鮮やかに揺らめいている コバルトの青い色 まだ見えているんだと 川面に浮かぶ夏色 覗き込む足下の眩い流れの中を 静かに泳ぐ影 一度跳ねて消えた まだ見ることができるんだと 川面に映る夏の日を 川底の鮮やかなコバルトの青の中へ 静かに泳ぐ影 一度跳ねて消えた
3.
雪どけは足早で野山は芽吹き 一年(うたかた)の日々を泡沫と変える ほころぶ梅の花やハコベラの畔も さながら極楽浄土か桃源のように 角部屋抜ける風は鼻歌を誘い 腑抜けた調べと共に吹き去って消える わざわざ見せつけてた頑なな思いも あからさまに今では野ざらし雨ざらし のどかなだけの春の日は 最後の雪もとかしてしまう のどかなだけの春の日に たいていの事は忘れてしまうから 参道に落ちる零れ日の 白銀色に山吹が混じり 陽だまりポカポカと古寺の匂い 鐘の音 春霞 遠音に響く 何ひとつ手つかずのままで 穴蔵に逃れて冬籠り まだまだ眠くないと騒いでいたのは たかだか半年ほど前の話 のどかなだけの春の日は 最後の雪もとかしてしまう のどかなだけの春の日に たいていの事は忘れてしまうから
4.
確かに見えていたのは あの峰を今越えてくる群れを だからまだ分かり合えたような振りをして しないよりはマシだと 分かり合えたような振りをして 響かせろその相槌を! 確かに聞こえていたのは 明け方の空に消えて行く声を だからまだ 分かり合えたような振りをして しないよりはマシだと 分かり合えたような振りをして 響かせろその相槌を! Uh Huh どこまでも近づいて 飲み込まれては そう溶けてしまえば終わる わずかに触れていたから だからまだ 分かり合えたような振りをして しないよりはマシだと 分かり合えたような振りをして 響かせろその相槌を! Uh Huh どこまでも近づいて 飲み込まれては そう溶けてしまえば終わる
5.
騒めく 03:36
雨が去る 花を散らした大雨が 雨が去りゆく 逃げ遅れた雨粒を 粉々に噛み砕いて 月影 瞬き 十六夜の空 見上げた樫の木の葉 騒めく 胸騒ぎにも似た高鳴りが 聞こえ出したならば ただ本来 夜な夜な眺めてた ただそうならば 空々しく夜風は 高らかに鳴り響いていた 月影 瞬き 十六夜の空 見上げた樫の木の葉 ざわめく 胸騒ぎにも似た高鳴りが 聞こえ出したならば ただ本来は
6.
庭には大きなスズカケの木があって 燃えるように陽射しを受けて 夏には大きな青い葉が茂って 柔らかな陰を作るんだ 夜風が残る朝の庭先に立って 終わらないまだ昨日の続きを 眠れぬ訳をたぐり寄せてはまた 蒸し返す夜が続くんだ 東の空に朝焼けがどんどん膨らんで 歩け 陽射しの中へと 晴れ渡る空に枝葉を広げ 高く南風に揺れて 梢を鳴らしざわめく音や 静かに木漏れ日を投げるんだ 東の空に朝焼けがどんどん膨らんで 歩け 陽射しの中へと 時に思いもかけないこともあって 不穏な雷鳴がドンドンドンと段々と鳴り出して 庭の大きなスズカケの木見上げて 冷たい雨が降り出す前に 東の空に朝焼けがどんどん膨らんで 歩け 陽射しの中へと
7.
両手を振り上げて叩く 天に轟く音が鳴る うねる 混ざる 濁る 重なり合う つむじ風吹いて 落ち葉舞上げ 秋晴れの空に 天日干し広げ 叩く!叩く! 境界線が動き出す 少しだけまた広がる ゆがむ うねる 絡む ぶつかり合う つむじ風吹いて 砂埃舞上げ 手垢にまみれた 夢の埃払い 叩く!叩く! 両手を振り上げて叩く 天に轟く音が鳴る うねる 混ざる 濁る 重なり合う つむじ風吹いて 両手振り上げ 叩く!叩く!叩く! ハチの群れの羽の音や はじけた種が跳ねる音や 猫が髭をなでる音が どこかへと消え去ったとしても 叩き続ける 叩き続けている
8.
横になる  いつもこの方法で 想い描くのは晴れた海を 小さな船が沖へと進む 次第に視界を波が埋め尽くしてゆく 越えて行く果てなき海原を 儚く沈む名もなき航海を 遠い山に降った雨の一雫でさえ 海を目指す 窓の外は降り続く三日目の雨 横になり思いを馳せるのは 青く波立つ晴れた海を 潮騒が風に歌う波間で 潮時が来たと誘う波音 越えて行く果てなき海原を 儚く沈む名もなき航海を 遠い山に降った雨の一雫でさえ 海を目指す 窓の外は降り続く三日目の雨
9.
いずれは終わると分かっていたのだろ そのつかんだ手を離せばすむ話だと 凍える目抜き通りは黒く伸び 商業ビルが高く切り立ち並ぶ 落ちてくる雪が 古い映画のような スローモーションみたいに 街の眺めもゆっくりと凍りついてく いずれは気づくと思っていたのだと その歪んだ答えを答えとした事を 凍てつく真っ白い空には厚い雲がおおい 燃え尽きた灰のように 落ちてくる雪が 古い映画のような スローモーションみたいに 人の流れもゆっくりと凍りついてく 積り出す雪の中に閉ざされてゆく
10.
綿毛 05:37
ただただどこまでも続く山々の稜線を 高く波打ちうねるように駆け上り照らしてゆく 追いかけてみればそれは夜の残り火で ハラハラと灰と消える そして一日が始まる 朝焼けに空が輝いていた日々が 白い綿毛が舞い上がる火の粉のように 悲しみの庭など焼き尽くしてしまえよ 朝靄の波間に見える家々の屋根々々が 凪いだ海に浮かぶ小島のように見えていたんだ くるぶしに打ち寄せる朝の穏やかな日差しを踏んで飛沫を蹴り上げて歩く そして一日が始まる 朝焼けに空が輝いていた日々が 白い綿毛が舞い上がる火の粉のように 悲しみの庭など焼き尽くしてしまえよ 白い綿毛が風に舞う火の粉のように

about

It is a usual sight to you, but it may be holy site to someone.

credits

released November 26, 2021

Produced: papalion
Recording,Mix&Engineer: Hajime Miki(M&N recordings)
Design: toranokoya.com

license

all rights reserved

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about

papalion Tokyo, Japan

papalion's 1st album "Morten" was released from the burning farm, an independent record label run by Naoko, Shonen knife.

papalion
Mizuki: Guitar, Vocal / Akane: Bass, Chorus / Keiji: Drum, Bamboo Percussion, Chorus

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